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お稲荷さんと河童ツーリング [ツーリング日誌]





今年は秋雨前線がいつも以上に頑張ってたり

台風がいっぱい来ちゃって結局9月にバイクに乗ったのは

たったの一回(汗)

(はい、9月の終わりのお話ね)



いままでこんな年は無かったよ。



なのでちびっ子バイクもいつ乗った?と思い返すと

夏の阿蘇でパンクしてから乗ってないぞ。


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と、言うことで今日は天気はコロコロを変わりそうだけど

わたしだけは雨に当たらないという根拠のない自信の元

走りま~す!



「空、黒いケロ」



とりあえず行く当ても特にないときは

南下することにしてるので小石原方面へ。




途中でせっちゃんが家に居ないかな?と

家を覗くけどいないのでそのまま大任町の裏道。


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裏道のレベルが田舎じゃろ?(笑)



初めて通ったけどこんなお稲荷さんを見つけたよ。

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「正一位 豊受稲荷大明神」


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正一位とは神様の位の事ね。



有名人では豊臣秀吉もたしか正一位だったはず。




あ、今日はしっかりNEW金運兜だよ。

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まだ内装が新しいのでほっぺたが「ぶにゅ~」って

潰されるけどすぐに馴染むでしょう。



神社の方は小さなお稲荷さんでしたが

お稲荷さんなのでお狐様もいらっしゃいます。

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何処のお稲荷さんのお狐さんは

可愛いですがここも犬っぽくて可愛いです。


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しかしこの神社、お賽銭箱がないんですケロ。



もしかして「タダ」ですか?

(治安が悪いとですか?)




これは願い放題じゃないかっ。




そんな赤い拝殿の横に道祖神もありました。

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ここもお賽銭箱が無いので

「タダ」ですぜ。



中を覗くと・・・



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可愛いようなそうでも無いような雑なような

ちょっと微妙な道祖神様がいらっしゃいました。



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まぁ、なんてことのない寄り道でしたが

このドマイナーな感じがわたしは大好き。


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ツーリングは続き

これから小石原の峠を越えますが

青空になって来たよ。



道の駅小石原で休憩して

R500の新しい迂回路へ

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ダム工事のためのこの迂回路が開通するまで

山しか無いところだったので

山ばかりの風景だよ。


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大型バイクには狭いけど

路面も良いのでBlue・Bee号が一番得意とする

舗装林道でした。


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ずっと山しか見えない。


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きっと夜に走ると鹿を3頭ほど跳ね飛ばす事になるだろう。

(鹿が害獣扱いにされるほど増えてるそうです)


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ただ不快なだけで意味があるのかどうかわからない

ゼブラが残念ですがバイクなので

全部端っこを通って避けながら気持ちよく人里まで下りて来ました。


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道はやがてこの迂回路が出来るまでの酷道(苔道)からの道と

合流し普通の道になります。


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寺内ダム沿いを通って

甘木方面へ



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イチゴの傷んでるところの色みたいになってる

彼岸花がまだしぶとく残っています。


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ちびっ子バイクの特権を生かしてというか

自分でも何処を通ってるのか判らない農道を走ります。


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ま、真正面に耳納連山が見えるので

どの方角に走ってるって事だけはわかってるので大丈夫。




この周辺は筑後川を挟んだ平野部になるのだけど

まるで真夏みたいな陽気になってきました。


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久し振りに感じる「残暑」って奴だな?


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日差しは暑いけどじっとりと湿度の高い真夏と違って

メッシュジャケットに入ってくる風が気持ち良い。



でも停まるとスグに汗が出ます。


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だって雲が真夏だもん。



もう田んぼの半分は稲刈りが終わってるのに

入道雲は似合わねぇ~だろ。


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朝倉の水郷エリアをかすめて

吉井町からさらに耳納連山のふもとを通るk151を

走ってると屋部地蔵公園の看板を発見!



たしかこの地蔵公園はわたしのブログにいただいたコメントに

カッパがいるって情報があったのを思い出しました。



急に思い出しても急に曲がってくれるのが

ちびっ子バイクの良い所でして

山手に向かう細い路地に入って奥へ進むとやっぱりカッパがいたよ~~!



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屋部地蔵公園のカッパで

「1日1カッパ」



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しかし地蔵公園なのでお地蔵様ばかりだと

思っていましたが1日1カッパどころではないくらい河童だらけの

公園でした。


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おっぱいがいっぱい・・・



いや、カッパがいっぱい!

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なんとキクリンカッパまで居たよ。



いっぱい像があってみんな河童かと思ったら

ちゃんとお地蔵様もいました。


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不動明王様やお地蔵様らしいお地蔵様


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ほっこりするね。




誰もいないので

お参りし放題です。


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ここもお賽銭箱がないので

何も払っていません。



今のところ家を出てから1円も使ってないわたし。


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マイナーなはずの地蔵公園は思ったより広くて

まだ奥がありました。


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奥へ行くと地蔵様はいなくなり

河童パラダイスです。


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もうカッパだらけだよ。


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いろはにほへと・・・



自慢じゃないがわたしこんな古い言い方全部言えません。



ちりぬるを・・・・からほぼ知らない(笑)




でもご安心を

このカッパたちが教えてくれます。


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母音と子音で分ける今とは全然違うので

覚えるの大変そう。



カメラの中の写真がカッパだらけになりましたが

まだカッパは絶えません。


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もう地蔵公園じゃなくて

河童公園と名前を改めて欲しいです。



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もうカッパはお腹一杯だと思ったところで

カエルがいました。



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ほかの生物を見てホッとするのは何故でしょう?



バイクですので

ちゃんと無事に帰れるように直接お願い申し入れます。


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階段を登りきるとこのカエル様がいて

道路に出るのですが

この道路脇にもカッパ!


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きくりんの下げじゃないバージョンでした。


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もう居ないだろうと最初の駐車場に戻ろうとすると

庭園みたいな庭にもしつこくカッパが・・・・



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1日1カッパを見つけるとテンションMAXになるほど

嬉しいのですがあまりたくさん居過ぎてもお腹一杯になります。




このカッパの庭園の横に個人の工房みたいな

小屋があるので覗くとトトロがいました。


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あ~、なんだか

カッパよりホッとするのは気のせいか?



人ごみで人に酔うことがあるけど

ここはカッパで酔います(笑)



屋部カッパ公園を出て

下の道に戻ろうと思ったけど

何故か探険の虫が騒ぎ山に向かって体が勝手に山へ


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わたしは左へ行こうとしてるのに

バイクは右に・・・



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もしかしたらずっと登って行けば耳納スカイラインや

途中のk52まで登れるのかも。




道はやがてアスファルトからコンクリート道路に変るけど

まだまだ道は続いてるようで

柿畑の中をしばらく登りま~す。


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いくつかのヘアピンカーブを抜けると

急に道の真ん中に草が生え出して

とうとう草の比率が路面より多くなってしまいました。


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♪廃道!はいど~♪

ランラランランラン♪

と、鼻歌を歌いながらUターン。


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振り返るとなかなか面白い道を上がって来たもんだ(笑)



素直にk151まで下って

星野村方面に抜けるk52の上がり口にある

お稲荷さんに寄ってみます。

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「稲荷大神」

本日二社目の稲荷神社でございます。



ここで初めてお賽銭を入れるよ。


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賽銭箱が設置されてるし

なによりここのお狐様が睨んでるからな。


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両側から「あ~」とか「ん~」とか

唸られながら金運アップを願いましょう。


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で、この稲荷大神の見所は

ずら~~~~~~と並んだ鳥居


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この鳥居をくぐれば山の半分まで登れる長さがあります。


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せっかくバイクで上まで上がったので

あまり下がりませんが

なかなか壮観な眺めです。



鳥居から一直線に道が続いてるように

見えるのも良いとです。


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残念ながら北向きなので

朝日や夕日が当たって光の道には

ならないと思うけど良い眺めだよね。


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しばらく鳥居のトンネルを登ったり降りたりしていましたが

そろそろお腹がすいたので移動しましょう。



もともと家を出るのが遅かったので

もうとっくにお昼を過ぎちゃってます。



どこで食べるとかあまり考えるのも面倒だったので

道の駅うきはの中の食堂で蕎麦を食べました。


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時期的に新そばと思ったけど

新そばなの?



わたしの味覚ではわかんね~よ。




でも美味しく頂き次は何処に行こうかと

バイクに向かってると空がゴロゴロ鳴ってるし・・・(汗)



こ、これはひとまずここから脱出したほうが良さそうだ。



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別に合羽はシートの下に積んでるので良いのだけど

降られないですむならやり過ごしたいと思うのは

普通だよね。




なのでとりあえず帰る方向へ走って杷木から小石原へ上がろうとするのですが

途中から気になってた道があったので右折。



最初は ↑ みたいに綺麗な道だったのですが

やっぱりと言うか当然のようにこんな道に ↓



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初めて通る道でしたが

期待を裏切らないマイナーっぷりでございますよ。



前日の雨が乾ききれないような湿った道で

道の真ん中は当然のように苔がすくすくと育っております。



やがて峠を越えるのですが

トンネルじゃなくて切り通しでした。


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こんな淋しい峠のトンネルはとんでもなくきょわいと思っていたので

切り通しでよかっぱ。




下りに入ると雨も降ってないのに

土砂降りの道みたいな感じになりました。


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乾いたところがね~し(笑)




しばらく走って杉林を抜けると林道の記念碑を発見。


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「大山林道」って言うんだって。



ナビやスマホを見てると

絶対通る事の無かった峠だけど

やっぱり探険は情報を遮断して野生の勘だけで走ってみると

近場でも探険気分が味わえるってもんだよね。



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峠を下った後は日田彦山線の沿線でちょっと休憩して

帰りはせっちゃんのお見舞い。


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道の駅うきはで買った芋けんびを鼻で食べてもらとうと

持って行ってあげました。



あ、なんでお見舞いかと言うと

私が走ってる頃、ちょうどせっちゃんもグロムで走ってたらしいんだけど

峠の下りで滑って道の法面に刺さった・・・ヒャッヒャッヒャッ



あ、いや笑っちゃいけない。





プッ!

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ウ、ウインカーがふっ飛んどる・・・って


わ、笑っちゃダメだって・・・





当人は大きな怪我はないけど

太ももが内出血してるみたいだし

やっぱりバイクに傷が入ると凹むんだから。




グロムのマフラー ↓

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イヤ~!

これは良い腐葉土ですよ。



と、お見舞いに寄ったのかちゃかしに寄ったのか

判らなくなりましたがとりあえず私なりの精一杯の励ましをして

帰ります。



だって、ゴロゴロと雷が近づいてるし。


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福智町で雨に追いつかれそうになったけど

振り切って逃げると晴れて来た。


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さっきまで居た浮羽方面は

大雨になってるらしいし

せっちゃんの家も私が出た後にザーーっと降り出したらしいけど

出発の時の予言通りに雨に濡れずに

遊びきってあげたぜ。


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夕日は出ないけど

夕立雲に挟まれてここだけ晴れてる感じが

不思議だったので近所の見晴らしの良い場所に寄り道。



47.JPG



まるで砂嵐の中にいるように

周りが黄色い。


48.jpg


ず~っと見えなくなる先まで

鉄塔が並ぶ風景ってなんか好きなんだよね。




待ってれば夕陽が見えるかな?と思ったけど

またゴロゴロと雷が近くなったので急いで帰って

今日のツーリングはおしまい。




夏っぽい空だったり雨の追われたりと

なかなかスリリングで楽しいツーリングでした。



でもやっぱりスッキリと晴れた秋晴れの中を走りたいね。




では、次回のツーリングでまた合いましょう。




  
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楠原教会 [廃墟&近代化遺産]



長崎県五島市岐宿町楠原


誇らしげな十字架.JPG


海辺から2kmほど山手に入ったところに建つ

赤煉瓦の教会が楠原教会です。


レンガの色を見てください.JPG


左右シンメトリーの美しいゴシック様式の教会の設計は

もちろん鉄川与助氏でございます。



1912年(明治45年)に3年の歳月をかけて

造られました。


日本離れして見えます.JPG


この地域に住む信徒は

寄付金以外にも港に陸揚げされた煉瓦の資材を

学校帰りの学生が2kmの道のりを持てるだけ煉瓦をもって

運んだり信者全員が漆喰や足場などの作業にあたり

造られた信者のための教会です。


ちょっぴり南国風.JPG


五島のキリシタンは明治に入る頃から

迫害を受けるようになり禁教の高札が廃止される

明治6年(1873年)までそれは続きました。


綺麗に飾られたルルド.JPG


いまではそんな歴史も感じなほど

平和な時間がながれています。


横幅いっぱいまで建物です.JPG


正面の煉瓦部分は作られた当時の物ですが

建物の半分は昭和に入ってから改築されているようで

煉瓦の色が変わっています。


裏側はちょっと残念な感じ.JPG

↑ この角度から見ると表からみた教会と

一緒には思えないね。



信者さんがいましたので

中を覗かせていただきました。

かなり高い天井です.JPG


中に入る事無く扉からみるだけにさせてもらいましたが

リブヴォールト天井の美しい内部でした。


真似だけではここまで綺麗にならないでしょう.JPG


柱の装飾の細かさも鉄川与助氏らしく繊細だ。


ゆったりとした敷地です.JPG


いずれこの楠原教会も含めて

長崎県の教会群が世界遺産に登録されると思いますが

いつまでも信者様の為に静かな教会の姿を

保ってもらいたいと思う響でございました。



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